本日は、西川先生の「生徒に一生涯の幸せを与える学級経営」について、読書会を行いました。この本での読書会は、以前も行いましたが、参観者も異なっているのでまた違った視点での話ができました。
最初は、『学び合い』の授業はどのようにやっていますか?という事から始まりました。「課題」に力をいれている授業もあれば、全ての授業で『学び合い』をするのではなく、一斉授業もしたり、問答をしたり・・・とその先生のやり方があるんだなあということが確認できました。
その次に、この本は、『学び合い』のゼオリーをまとめてくれているということ。「分かればわかるほど分からない子を教えられなくなる」「生徒という生徒はいない」「集団」「多様で多数」「その子ではなく集団」「解決策を考えない、寄り添わない」「噓はつかない」「学力観」「これからの社会」「コード」です。
この中には、良かれと思っていたことの逆が書かれていたことも話題になりました。例えば、「寄り添わない・・・・」です。でも、オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)で西川先生と問答をしていくうちに、その内容が肚落ちしてきている・・・、口伝だからこそ伝わるんですね。まあ、「呪縛が解かれた」と、いうわけです。そういえば何回「愚かもの・・・」と言われたっけなぁ・・・。
また、一斉授業から『学び合い』にシフトしてやり辛さはなかったのか、・・・ということや、この本は、『学び合い』に対する先生方の意識が変化をしたから、受け入れられたのではないか、ということ。もしこの本が10年前に出されたとしても受け入れられなかったのではないか。現場の先生たちにとって、色々な響き方があったのではなないか・・・ということが話題になりました。
そんなこんなで、色々な視点から対話をすることで、またこの本を深堀することができました。ありがとうございました。
「Most Likely to Succeed」という映画・・・気になりました。
そういえば、この本は私が異動するときに、初任者にプレゼントした本でもあります。ひさしぶりに連絡してみようかなぁ・・・・。