かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

日々アップデート、そして、ビンジョンを持って行動し続けること・・・

 今日は、元北海道小樽市立中学校校長先生であった森万喜子先生の「「子どもが主語」の学校へようこそ!」を参考図書とするBook Caféに参加しました。 

 

 最初は、パネルディスカッションを行い、パネラーの方から、「子育ても、学校も型に入れるとやりやすい。でも、長期的に見た時それでいいのか。」ということ。また、「今年校長として赴任して、教育目標が学校で取り組んでいることがずれているから子どもが覚えやすいように変えた。」ということを話してくださいました。共通して伝えたかったことが、「学校は息苦しくないか?」ということでした。

 

 その話題をもとに、ブレイクアウトルームで対話を開始。先生たちも忙しいので、なかなかやりたいことができない。でも、やり方が分からない先生もいるようだから、もっと色々なところに勉強しにいった方がいいのではないか。自分が経験重ねるごとに、息苦しさを感じるようになった。前の職場では、好きにやっていたが、異動し主任になると、後輩の目、保護者の目があり不自由さを感じる。公立に赴任すると、縛りが多く、先生の目の届くところにいさせ、自由に動きたいんだけど、無理やりそこに居させる。先生も息苦しいし子どもも息苦しい。50代の世代が、生存者バイアスで、若い人たちに同じ苦労を与えようとしたり、やりたいことをつぶしていることもある。「子どもが主語の学校」っていうけど、これがなかなか難しい。自分のことを認めてもらいたいから教師が主語になっていることもある。

 

 今回は、年代も職種も多様な方々と対話をしたので、色々な視点で「学校」というものを考えることができました。また、森先生の様々実践が書かれており、「校長先生はここまでできるんだ」、ということも分かりました。もちろん、ビジョンを持ち、トライアンドエラーをした結果だということも忘れられません。

 

 そして、この本の中で「人を育てるためには、若いころの学びを使いまわしてしのげる時代ではなくなった。自分も勉強しなければなりません。」「リーダーシップもマネジメントもどんな世代であれ、職位であれ考えておくべき、行動すべきこと。」ということが印象に残っています。

  

  「日々アップデート、そして、ビンジョンを持って行動し続けること。」

 

を意識しいこうと思いました。 ありがとうございました。