オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)自分の質問に対する回答。
「学歴の経済学」を出したきっかけは何ですか?
アクティブラーニングの本を書こうと思って調べていた。それは普通の人は、さかのぼっても中央教育審議会まで。でも、なぜ中央教育審議会がそうなったのかを調べ始めたら、安倍首相の教育改革実行会議での議論であることがわかった。問題が、教育改革実行会議はなぜ起こったのかを調べ始めた。それは、経団連、日経連…20年前からそういう動きがあったことがわかった。
そこを全部調べると、トフラ―が言っているように、脱工業化社会というのがわかっている人間にとっては、ああ、現実になっているということが分かり始めた。アクティブラーニングでは、know-How ではなく、Know-whyが必要だということがわかった。それから、Know-whyが何であるかをわかるために、アクティブラーニング入門、サバイバルアクティブラーニング入門ではKnow-whyを中心に書いた。
それがわかってくると、子どもたちの悲惨な状況がわかってくるわけ。それを、より早く旧来の学歴神話を信じて奈落に落ちてく子供たちを一人でも救おうとしてこの本を書いたわけ。ただ、それを単純に「やってはダメだ」ということ書いた後、どうしたらいいのかを書いたのが、それば「society-5.0の進路指導」を書いた。
少なくとも失われた30年というと、その頃は不良債権処理もあるけれど、日本の物が売れなくなったわけ。そこから、非正規雇用が増えてきている。それが、安倍政権のときに、非正規雇用の規制を緩和しようとして、ガッと増えてしまった・・・。それが、就職氷河期とぶつかるわけ。
まさに、私が就職する時、「氷河期」から「超氷河期」で採用がほとんどなかったなぁと思い出しました。そして公立中学の採用は、若干名・・・と書かれていたことを思い出しました。奨学金の問題や、今後求められる能力などは、文部科学省ではなく、経済産業省などから示されているんですね。まあ、当たり前ですね・・・日本の経済を活性化させないと、日本という国がよわくなるわけですから・・・。そういう事を、アンテナを高く伸ばし、知っておく必要がありますね・・・・。