かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

型ができると、自分の色が出せる・・・

オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)自分の質問の内容。

 

○分かりやすい言い換え(メタファー)はどうしたらいいのか

 

やっぱり経験だね。僕の本にはたくさんそれが書いてある。「凝縮力ある水だと、予測もコントロールもできる。だから、幼稚園児も水が飲める」という、色んな理屈が分からなくてもスッとわかるよね。

 

 私(西川先生)は、一斉指導は、うまいんだけど、ゼミ生に対し、俺みたいいなって欲しくない。それは、極限状態にならないと分からないこともある。例えば、漫才師が上手くなる方法は、ストリップの前座でやればいい。つまり、まったく聞く気がない場所で、罵声を浴びせながらやる。そうなると、それを超えるようなものをやらないといけないんだよ。

 うちの、コースの先生は、話が旨い。○○先生や○○先生は話が旨い。これは、生まれつき。ところが、○○先生は、私とそっくり。両者とも、話が下手。私は無口だったんだよ。だけど、自分で考えて、こうしたらいいああしたらいいと改良していった。でも、これはいい面もある。

 イチローが「私は天才ではありません。なぜなら、なぜ打てるか説明できるから」と言っているように、私はゼミ生に、「一定以上の話術を獲得するにはどうすればいいか」を説明できる。

 ただね、私のレベルまでの話術をするのではあれば、私なりの経験をしないといけない。どん底を経験しないといけない。でも、私が乗り越えることができたのは、能力ではなく、優れた先輩に巡り合えたということだからね。一番いいのは、私を真似するのではなく、『学び合い』のセオリー通りに、子ども集団をつくって、子ども集団で話をさせておいた方がいい。

 金井さんはそれを学べる機会があるので、だから、若手に色々説明するとき、私の言い真似をしてるはず。それはいいこと。何事も型だから。型ができると、自分の色が出せる。俺が、こういう例をだしたとき、自分の経験と照らし合わせると、~という例を出そうということになると、よりリアルなものがてくるわけだね。

 

 「オリジナル」なんていうものはないわけで、「型」を繰り返し繰り返しすることで、分かることがあるわけなんですね。確かに「多様で多数の人とつながることはこれからの人生で大切」ということや、「他人は変えられない」「家族仲良く健康で」・・・ということを使えば使うほど、どのタイミングで話をすれば、スッと入るのか、何となくわかってきたかなぁ・・・と勝手に思っています。