かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ・・・

瀧本哲史さんの「ミライの授業」を読みました。この本は2015年に筆者が様々な中学校を訪ね、14歳(中学生)に向けた講義をのエッセンスをまとめた本です。2016年に出版されたれました。

 冒頭に、「14歳のきみたちへ」というタイトルで、「自分が夢見た21世紀を実現できなかった大人は、過去を引きづって生きていて、未来をつくる力はない。未来をつくるのは、未来を生きているきみたちである。この本では、自分だけの未来をつくる具体的な方法について述べてく。」という内容が書かれていました。

 続けて、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とあるように、未来をつくるためには過去を知る必要性を述べ、かつて世界を変えた人たち(アイザック・ニュートンフランシス・ベーコンヘンリー・フォードフローレンス・ナイチンゲールなどの20名)の人生から、「みらいをつくる5つの法則」をこの本で学んでいこうというのです。

 その一つひとつの法則に対して、具体的なエピソードが書かれており、イメージがよくわかるだけでなく、その人物についてもさらに深く知ることができました。そういう様々な、エピソードを読んでいると、少なくとも、世界を変えた人たちは、「工業化社会」の思考ではないという事、「その思い込みの枠」にとらわれていない、ということがよくわかる本でした。

 また、最初からうまくいっていたというわけではなく、トライアンドエラーで、地道に続けていくこと、そのために、「志」と「仲間」が大切なんですね・・・。

 もうすぐ50歳になる私でも、ミライをつくる勇気をもらえる本でした。ああそうだ、娘にも紹介してみよう・・・。

 また、この本に関連する書籍も紹介されており、またまた積読が増えそうです・・・・。 

 

「未来をつくる5つの法則」

 法則1 「世界を変える旅は、「違和感」からはじまる」

 法則2 「冒険には、「地図」が必要だ」

 法則3 「一行の「ルール」が世界を変える」

 法則4 「すべての冒険には「影の主役」がいる」

 法則5 ミライは、「逆風」の向こうにある