かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

佐賀県の東与賀中での学び①・・・

東与賀中で学んだことを、記録していきます。

まずは、授業参観から・・・

 2コマの授業を参観。主に、社会の合同『学び合い』。と数学と理科の、異教科『学び合い』を主に参観。

 

社会の授業では、最初先生の方から、「今日のニュース」について2~3名の生徒からトピックを拾い、そこから深掘り。その後、本日の課題を提示。その時間は5分以内で終わり、学び合いが開始。生徒たちは、グループを作って課題を進めていました。グループ編成が、最初は、2~3名が多く感じましたが、いつの間にか、4名~6名のグループも多くなっていました。資料の見方を説明してたり、まとめかたについて話をしていたり、、、、、とにかく課題に答えるために取り組んでいました。

 

次の数学と理科の授業では、それぞれの教科の先生が、目当ての説明。その時間5分程度で学び合いが開始されました。個人的には、それぞれ自分の課題をやるから、中々動きが出ないんじゃないかなぁと予想していたら、そんなことはなく、すぐにそれぞれが移動し始めました。はじめは理科だけ、数学だけでやっていた生徒が多く感じましたが、ちょっと時間が過ぎると、段々とごちゃまぜになって、数学やりながら理科をやっていました。これには、生徒の順応性に驚きました。また、課題の量は、少ないかなぁと思っていましたが、「説明をする」ので時間的にも問題なく、ちょうどい感じでした。そして、最後の5分くらいでは、理科は小テスト、数学は振り返りを行っていました。

 

二つの授業を見てみて、子どもたちは、一人ぼっちで何もしないという生徒がいませんでした。そして、「学ぶ」ことを楽しんでいるなぁと感じました。そういう土壌をつくっている一つの要素が、「教員」なんだろうなぁ・・・、そんなことを考えました。

 振りかえりの語りが、「教科のこと」よりも、「自分が頑張ったこと、全体で何ができたか」とうことや、「課題が終わらなかったその理由は何だろう?社会では、時間内に終わらせる能力も必要」といった、「人との関り方」ついての内容のもの、つまり、「誰一人として見捨てない」という目的が共有されているんですね。

 

 また、時間を短縮するために、めあての板書、資料やワークシートを事前に配布するなどの工夫もされていたこと。授業の流れの提示。授業のまとめの代わりに、「振り返りシート」を2つの側面、①教科のこと②学び方のこと、でかかせていました。「語り」と同じような項目でした。これは、自分との対話ができるので、効果的でありますね。そして、「声」のトーンというか、強弱、少しゆっくり目だと、聞きやすいという事が分かりました。

 

 参観中私は『学び合い』中、生徒の様子を見ながら、でもいろんな先生と対話をしていました。授業者の数学の先生とお話をさせてもらいました。合同学び合いの頻度、ワークシートの課題の量等・・・。また、はじめて『学び合い』の授業を参観された先生とお話をする機会がありましたが、やはり「教えない」という事へのひっかかり、また、教師は何をしているのか?という疑問がありました。いざ自分がやろうとしたときできるかどうか不安・・・と答えていたことが印象的でした。

 

このように、実際に参観することで、授業のサンプルが自分の中に作られました。これで、少し客観的に自分の授業を振り返ることができます。ありがとうございました。