かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

佐賀県の東与賀中での学び②・・・

佐賀市教育委員会の手島将之先生の講和がありました。先生は、新採1年目から実践された先生だそうです。とても聞きやすく、そして、内容が整理されており、自分なりの問題意識が明確になりました。

 

自分としては、「対話の必然性を感じる課題設定」と言う内容について、今の自分の教科の課題と照らし合わせると、「対話の必然性」を感じるかなぁと考えさせられました。このことは次のワークショップにつながるわけです。気になった内容をまとめました。

 

○4月から11月の期間、学校訪問して、「先生」から「先生たち」へメリットを感じるようになり、先生たちが生徒に価値を伝え続けていることで、先生たちの会話が<教材>から<子どもの姿>に変わったということ。それは、「集団へ求める語り」や「目標設定、課題づくり、活動支援、評価といった学習環境整備」ということ。さらに、生徒たちがメリットを感じるようになった。そのような変化を感じたようです。

 

○個別最適な学びと協同的な学びをする(子ども集団をそだてる)ためには、前提条件として、①時間を確保する②裁量を与える③課題を達成した姿が分かる ということ。これがないと、必然性を感じる協働はうまれないのではないか、ということ。

 

①時間を確保するために、開始の前の準備→学習内容の説明・課題提示は10分以内→学習活動(30分前後)→振り返り(10分)→授業後にフォローアップという、ある程度の流れをつくっておくのもあり。

 

③子どもが自分で評価ができるだけでなく、対話の必然性を感じる課題設定が必要だということ。課題を達成した姿がわかるために、「~を説明できる」のようなアウトプット型の述語にかえることで、動きが出てくる。また、対象を明示すること。

課題設定の仕方として、「~を説明する。方法を2つ述べる」など、よりシンプルにかつ、求めることは明確にする。そして、「3人以上に説明し納得を得る、のように、「誰一人、取り残さないようにする」ということ、

全員ができる方法として、協働の渦をつくるために、学習者を育てる、全体をマネジメントすることも必要だから、上位2割の層をターゲットにして授業を行う。2割のリーダーがから6割の中間層が引っ張られる。

 

② 裁量を与えるために、集団への語りとして、学びの方法は、生徒に任さる。語り、全員達成をあきらめない集団であり続ければ、達成できない時でも問題ない。ワークシートで思考のプロセスを再考する。そして、先生自身の授業評価を取り、フィードバックしながら、やり方を改善していく。課題てが良かれと思っても、それは違う場合もある。子どもの声をききながら、業改善のヒントを得ることが大切である。

 

以上です。次に続く・・・。