先週から、中学3年生は面談が始まっています。私は、副担任という事もあって、裏で受験の段取りを計画をしています。学校によって指導の方法は異なりますが、やることは一緒ですので、前任校のものを活用できます。経験をしておくと、こういう時に役に立ちます。
一方、初めて中学3年生の担任を持つ先生がいるので、面談で困ったことや気になったことがあった時、相談できるように、できる限り終わるまでは残るようにしています。その先生は、問題意識を持っているので、あまりこちらから「あーだこーだ」と言わない方がやりやすいようです。ゴールだけを確認して、あとは邪魔をしなければ、勝手に自分で方法を考えて結果を出すタイプなのです。
面談の準備の段階でも、個々の生徒の現時点での成績でどうなのか、という計算をしたり、進路用語でわからないことを聞いてきたり・・・と自分で動いています。だから、面談の後も、「○○のパターンの時は、どう回答したらいいですか。」とか、「○○という推薦基準がありますが、△△の場合はあてはまりますか?」など、具体的な質問をしてくるのです。
当たり前なのですが、大人だって後輩に対して先輩は邪魔してはいけないんですよね。ただし、「放任ではなく、その人に興味を持っている」、という前提ですが。何でもかんでも指示を出すのではなく、ある程度任せて、若い世代を育てるのも、ベテランがやるべきことだとも思うようになりました。
まぁ、必要とされたときに答える程度がちょうどいいんですよね。そして、相談を受けた後、私は偉そうに「お疲れ様、期待しているよ。」と言って帰るのも、またいいものです・・・・。