かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

「問題解決」能力よりも「問題を発見できる」能力の価値があがる・・・

  先日のオンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)で話題になった山口周氏の「ニュータイプの時代」を読みました。最初は、アムロか・・・と思っていましたが全く違いました。

 

この本では、20世紀後半から21世紀の前半まで望ましいと評価されていた思考・行動様式を「オールドタイプ」とし、それに対比する新しい思考を「ニュータイプ」と位置付けています。「オールドタイプ」は、急速に時代遅れのものになりつつあり、「ニュータイプ」が、今後は大きな価値を生み出し、評価され、本質的な意味での「豊な人生」を送ることになると書かれていました。

 

  さらに、人間は今まで、「問題が過剰で解決策が希少」という時代だったのが、今では「問題が希少で解決策が過剰」という時代に突入している。つまり、「問題解決」能力よりも「問題を発見できる能力の価値があがるということ。これから求められる人材要件が、「問題を解決し、ものを作り出す能力」から「問題を発見し、意味を創出する能力」であるということにシフトしている。だからこそ、オールドタイプからニュータイプへのアップデートが必要で、人間の思考・行動様式を大きく切り替えることが必要だ・・・・。

  そして、「ニュータイプ」への変化を駆動する要因となる6つの「メガトレンド」と、その具体的な24の思考・行動様式が書かれていました。

 

   まだまだ100%理解できてはいませんが、少なくとも、今までのような価値観の中で生きていくことは、無理があるということ。また、今までの教育が「オールドタイプ」を育てるためのものであり、教師がそこに気づかなければ、日本は変わらないどころかどんどん世界から取り残されてしまう・・・・そんなことを学びました。

 この内容は、脱工業化の視点そのものと感じました。繰り返し読んでいこうと思いました。お勧めです。

 

 SNSの発信は、伊達じゃないですね・・・・。