かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

読書会に参加(特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門)・・・

 本日は「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」の読書会に参加しました。著者は西川純教授と西川研OG深山智美さん。そして、オンラインゼミの仲間です。深山先生の話をもとに3つのテーマでブレイクアウトルームで話題にしました。

 

〇 「学校と社会」について

 そもそも学校は何のためにあるのか。教科をできるようにすることなのか。そうではなくて、学び方を学んだり、自分の得意を伸ばすところ。仲間を作ること。そう考えると、通級に通う生徒が普通学級に入って、同じ内容を同じ時間、同じクラスで学ぶというのは、無理がある。学年、クラスの枠を取っ払って、多様な集団の中で学ぶのがいいのではないかということ。普通学級、支援学級という枠も無くした方がいい。

 

 〇 評価について 

小学校から他人に評価され続けることによって、大人になって他人の評価が気になってしまうのではないか。人の目が気になってしまうのではないかという仮説がでました。学校での評価は、ほんの一部の評定に焦点をあてしまう。自分のことは、自分が一番わからなければならない。だからこそ、自己評価する練習が必要なのではないか。

 

〇 幸せの「つながり」について

何がその人によって幸せなのかは異なるけれど、教師・大人が楽しそうにしていることが大切であるということ。そして、何かをすることよりも、「誰と一緒に過ごすのか」が幸せの要素の一つであり、それは義務教育でそのつながりを作る場になっているのではないかということ。

 

今回の読書会では、特別支援学級に通う子どもにフォーカスしていましたが、これは特別支援の子どもだけでなく、全ての子どもに対して当てはまるのではないかと思いました。すべての子どもの将来の幸せを保証するために、学校、教師は何ができるのか・・・考え続けていかなければならないと思いました。

ありがとうございました。

 

今回で、今年の読書会の参加は修了です。主催しているH先生ありがとうございました。来年もできる範囲で参加をしていこうと思いました。