かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

通知表も分業で・・・・

  明日は終業式。自分が初任の時は、通知表を作成の最終チェックをする日で、校長印や担任印を押していたなぁと思い出すときがあります。でも、通知表が電子化されたおかげで、成績、出欠、その他いろいろ書き写すこともなく、データを貼り付けすればあっという間に作成できるようになりました。そして今では、通知表の作成を分業制で行うようになりました。

 

 私が副担任になって、通知表を作成しなくなったときは、初任の先生の手伝いや、パソコンが使えない先生の手伝いをしていました。パソコンを使えない先生からは、とめどなく質問がくるものだから、所見と出席簿の締めなど、いくつかやってもらうことを指定して、その後は私がデータを転送するようになりました。その流れができてくると、パソコンができない先生も質問をほとんどすることなく、安心して通知表作成ができるようになったのです。

 

 そして、担任でしかできないこと(所見、出席簿を締めるなど)と、副担でもできこと(は出欠の確認や特別活動関係のデータの打ち込み、印刷など)を分けることで副担と担任の分業制を行うことを自分の学年で実験してみました。ある先生からは、それ(分業制)をやると一人で通知表作成ができなくなるから、あまり賛成しない、と言われました。でも、しなくていい苦労はしなくていいんじゃないか、時間を有効に使った方が、みんなにとって「プラス」なんじゃないか、と伝えたら納得してもらいました。そうやって実際にやってみると、渡す4日前には出来上がっている段取りになります。反対していた先生は、自分のことができる時間が増えて大喜の様子でした。そうやって、他の学年にもそのやり方を提案をすることで少しずつ広がってきているようです。ちなみに、今回は月曜日には学年全員の通知表が出来上がっていました。

 

 「通知表作成は担任がするものだ」という、過去の流れを変えて、分業制をすることで、少し働き方が変わったかなぁと感じています。ま、いつまで通知表があるかどうかはわかりませんけれど・・・。