かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

2回目の「教室マルトリートメント」・・・

 学び合いサークルにて「教室マルトリートメント」についての対話をしました。内容を思い出すために、もう一度読みなおしました。

 何度読んでも自分の指導に自責の念を感じます。でも、こうやって自分なりに今教員をやっていられるのは、「職員室での教育」があったからだということなんですね。自分の指導のせいで、クレームが来た時一緒に謝ってくれた先輩先生や、悩んでいる時一緒に飲みに行ってくれた先輩先生がいる・・・、そんな職場の雰囲気で私は育ったわけです。自分を責めすぎることなく、明日学校に来ることができたのは、それがあったからなんですね。

 そういう意味で、今の職員室の教育力は、私の若い時代に比べて低下していると感じています。だからこそ、やってもらった恩を若い世代におくることが私の役目の一つであり、そういう人を増やしていけばいいんですよね。それが、結果として教室マルトリートメントを予防する鍵の一つになると私は思いました。

  また、人と接する時、特に学校での指導のとき、「これはやってはいけない、失敗する」という例はたくさんあったので、気を付けることはできるなと思いました。「〇〇をやれば、教室マルトリートメントを解決できる」みたいなものは、なかなか難しく、その人なりのやり方を模索する必要がある。つまり、今の教育に対する問題提起としての本であり、ここをスタートとして、今後も継続してアップデートしていくことの必要性を感じました。

 

しかし、この本から派生する話が多様で面白かったなぁ・・・。遅くまでありがとうございました。