かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

オフラインの講演会・・・

 昨日は、私が勤務する区での算数・数学の教育会がありました。今回は、「数学的な考え方を育てる指導」という題での講演会でした。私と一緒に大学院で学んだ仲間ということ、また、久しぶりに数学の専門的な内容をオフラインで聞けるというのでワクワクしていました。

 この講演の中で、印象に残ったことです。

タブレットスマホで情報が瞬時に調べられ、容易に知識を得ることができるようになる。今後20年後30年後・・・の未来を生きていく子どもたちに、「数学的な見方・考え方」の育成が必要である。

〇「数学的考え方」とは、問題を数学的に解決する際に表れる考え方、数学を創造し、発展させる際に表れる考え方を意味する。(色々な分類がある。)

〇数学的な見方・考え方のイメージは「~を~とみる」というようにとらえると分かりやすい。例:黒板を長方形とみる。2つの数量の関係を1次関数とみる等。

〇授業における「数学的な見方・考え方」を働かせる発問の種類 

 

 講演会のあと、2人で飲みに行きました。飲みに行くのは10年ぶりくらいです・・・。その中で、「数学的な見方・考え方」は、一概に「〇〇である。」と言えるものではないということ。人によって定義が異なるので、自分で決めればよいということ。だからそれに関する論文が今もなお出ている。そして、どんなにすばらしい発問や組み立てをした授業であったとしても、そのクラスが学ぼうとする意志がないと効果は減る・・・・。

 そして、約25年前で大学院で学んだときの話しや、最近の数学教育のこと、お互いの近況など、そんなことを話しました。45歳で教授になった経緯を聞きましたが、実力はもちろん必要なのですが、タイミング(運)も必要であり、結局それは、人との出会いなんだということも話していました。

 まぁ、こうやって講演の依頼ができるのも、人のつながりがあったからです。こういう縁を大切にしていかないと、、、、、そう思った1日でした。ありがとうございました!