かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

「生徒」ではなく「生徒たち」・・・

 オンラインゼミの振り返り、(https://bit.ly/3lMsgHn新学期を迎えるにあたり、若い先生が、上司や先輩教員に、特別支援が必要な生徒への対応で、「生徒に寄り添う指導」や「親兄弟のように生徒と接する指導」を〝よし〟とするように言われていた。そうなると、今以上にやることが増えてしまう。どのように対応していけばいいのか。

①あなたが中間管理職ではれば、勤務時間のことを言う。例えば、「働き方改革」で、こうやったらいいだろうで、勤務時間内で終わらないのは避けるべきだ等。我々教師が守るのはわが子を守ること。そういうことを言わないのがおかしい。

②また、「学校改革スタートブック」にあるように、中心となる人がプロジェクトを立て、もんでもらい、その案を全体でまわすような流れにする。(管理職による)

③『学び合い』を広げること。本質的な特別支援の子どもの幸せを実現するには、健常者とつながること。教師が一生懸命抱え込んでしまうと、つながれない。『学び合い』ができる若者であれば、自分たちがやるべきことは健常者とつながりである。それをつけることが、健常者にとっても特別支援の子にとってもプラス。だからこのままやっていこうと勇気づけること。

 勤務時間に関する視点はもちろん、教師一人ができることなんて限られます。30名のクラスの親兄弟にはなれません。だから、ひいきが起こるわけです。ひいきを受けた子が教員になると、さらに再生産をしてしまうんですね。「特別支援教室」などで、個別に対応することが増えてきていますが、「その子」に視点を向けるのではなく、「その子が所属する集団」に視点を向けること、、、、「生徒」ではなく、「生徒たち」なんですね。「子どもたちは有能」であることを、職場の仲間に伝えていこう・・・。

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