「先生、どうか皆の前でほめないで下さい いい子症候群の若者たち」（金間大介）を読みました。
この年になり、20代30代の若い世代と接するようになり、若者の大きな傾向が良くつかめたかなと感じました。
「いい子症候群」に見られる特質、「目立つことが恐怖」「自分で何かを決められない」「言われたこと以上のことはしない」「自分の意見は言わない」・・・、「変化を好まず挑戦を避け、守り一辺倒の内向き志向となっている」と書いてあった。
その通りだなぁと、よくよく読んでみてみるとこのような若者の姿は今の日本社会を映す鏡であり、若者に期待する前にまず大人である「あなたが」挑戦すべきだ、との言葉にドキッとさせられました。
「何のために何を学習するかは自分で決める」ということを大切にすること。それは、目的を持った学習をすれば、「自分を強くしてくれる」からであり、「学ばないものには教えられない」「求めなければ得られない」からだということ。与えてもらおうとするだけの者には与えられることはないんですね。
読み終わった後、若者に期待するのではなく、自分自身の成長を意識的に感じていこうとも思いました。なんだか今後の人間関係に前向きに考えることができました。
