かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

脱工業化の働き方・・・

 今週は、卒業式が終わり、年度末や来年度の準備をしています。未来のことを計画することになるわけですが、自分の未来の働き方についても考えました。

 オンラインゼミでの話を思い出しました。

 工業化社会(1960~1970年代)において、同じものを大量生産する場合、分業化は効率的。でも、これからの未来は、「一人一人が自分に合ったものを求め、それを生産する時代」になる。それは、自分自身がユーザーであり、そして、開発者にならないといけない。トフラ―は「これからの社会はプロシューマー(生産者)、とコンシューマー(消費者)これが同時である世界である。」と述べている。例えば、ブログを発信するということは、自分がSNSの情報の消費者であるのと当時に、生産者であるということ。で、それができるような人であれば、一方的な情報に価値を見出さなくなってくる。今、中学校・高等学校の先生は、分業してその教科を教えている。おそらく、脱工業化の社会の教員は、それを教科を超えて指導する。なぜそういうことができるかというと、教科指導はネットの教材を勉強していればいいとわかっている。プロモートする能力があれななんでも教えられる。『学び合い』ができている人であれば他の教科は何でも教えられる。先生は結局、生徒を見取って、その中で表れる判断を使って、これからの社会に必要なメッセージを語ればいいということになる・・・。

 私は、20年前に指導してくださった先輩先生や、大学院での先生に、「あなたは、数学科の教員として免許が与えられている。教科の授業をしっかりとやりなさい。」と言われました。だから、授業「さえ」やっておけば、いいと考えていました。しかし、今は、教科の内容を理解するには、学校でなくても用は足ります。これからのことを考えた時、「分業化」の視点ではなく、一人の人間がいろんなことをやれる「総合化」の流れに乗れる準備の必要性を再認識しました。

 多様で多数の人とのつながりですね・・・・。発表スライドほぼ完成・・・。

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