かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

「個人」より「集団」・・・・

「99%の教員が気づいていない!? スクールカーストと新しい学級崩壊の関係」というオンライン講座(第2回目)を受けました。この講座では、高橋尚幸先生の『学び合い』経験をもとに、「学ばないクラス」には、〇教員がスクールカーストを作っている 〇カースト争いという、新しい学級崩壊の形 が見えてきたということ。その理論と実践について学んでいきます。

 今回は、学級崩壊発生のメカニズムについて、イノベーターの理論を使って従来型と新型の学級崩壊のメカニズムの理屈を学びました。

 新しいものを受け入れる性質によって対象者を「イノベーター」「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」「ラガード」と5つの階層に分けて、「イノベーター」「アーリーアダプター」で2割を超えると、大ヒット商品になる、という理論がイノベーター理論です。ことをクラス運営に例えることで、一部の生徒に教員が注目することで引き起こる学級崩壊の仕組みが少しずつ理解し始めました。 ・教員にとって「イノベーター」であっても、子どもにとっての「イノベーター」とは限らない。

・気になる子が「ラガード」とは限らない。

・一部の生徒ではなく、集団に働きかけること。

・全員が得をすること、全員の幸せにつながるような教員の方針が大切であること。

・「スタンダード」が学年崩壊を引き起こす。(「ラガード」に注目するようなシステムになっている。個別対応など・・・)

・「クラス」というクラスはない。「一人も見捨てない」という言葉の理解(誰かを助けることは自分を助けること)

 従来の「対教師に対する崩壊」や新型の「自分のカーストを上げることで起こる崩壊」それは、従来の崩壊がなくなったわけではなく、2つが合わさった崩壊も起こりえる。さらに、従来の崩壊したクラスに、管理職や教務主任が対応することで、新型の崩壊が引き起こっているケースがあるということも納得できました。

 このように、理屈を学ぶことで、根拠「俺」からの脱却をしていけたらと思い、次回は、その対応について学んでいきたいですね。放課後の、新規採用の先生の奮闘の話も興味深かったです。ありがとうございました。

f:id:snobitaro:20220324231206j:plain