かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

4月からの新たな出会いにワクワクしてきました・・・・

前年度までの学校には、結局20代から40代後半まで在籍してきたわけで、私の教員生活はこの場所で始まり、教員として同僚の先生方や地域や子どもたちと共に学び、成長させてもらったかなぁ・・・、そう思って、ざっくりと自分を振り返ってみました。

 

〇20代から20代前半

 「高校」に入学するためにどうするかということ。テストの点をいかに取らせるか、宿題しろ、課題は出せ、、、、そんなことを考えていました。まぁ、授業を聞かないのは生徒が悪いとしていました。今思うと、授業が崩壊していた時もありました。

 

〇30代中盤から40代前半

 もう少し先の「大学」「就職」のことを意識して、どんなことを大学で学びたいのか、やりたいことは何。やりたいことを基準に高校や大学を選ぶように指導。そして、大学に入れば、就職の選択肢が広がり、自分のやりたいことが見つかる・・・。そして、生徒に分かりやすい授業をするために、授業方法の工夫をしました。お陰で、授業が崩壊することはありませんでした。でも、「工業化社会」の枠の中でした。

 

〇40代中盤から現在

 もっとその先その先、20年、30年・・・後の幸せを考えるようになりました。「大学にいくこと」「就職すること」が目的ではないという事に気づきました。「幸せ」って、一つではないということ。いろんな形があるということ。そう思うと、「多様で多数の人とのつながり」をつくることが学校に来る大きな目的であるということを大切にするようになったのです。だから、授業は、『学び合い』にシフトすることで、一斉授業よりもマシになりました。

 

と、自分でも分かりやすいほど、思考の変化をしていることに気づきます。でも、自分の力ではなく、「私に出会ったすべての人」によって、思考が変わったんだと思っています。そう考えると、これからの会う人によって自分の未来が作られるということになるわけなんです。教員生活22年の今の自分が、そんなことを考えるなんて、初任の時の自分は夢にも思っていないはずです。

「多様で多数のつながり」・・・。4月からの新たな出会いにワクワクしてきました。