かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

読書会に参加「学歴の経済学」・・・

  本日は、オンラインゼミの仲間からの誘いを受け、読書会に参加をしました。『学び合い』をちょっと実践している方と話をしていて、一皮破りたい‥‥。そして、本を読んで、自分で考え、人と対話するという趣旨に賛同しました。

今回の本は「学歴の経済学」(2016年7月発行)でした。特に、今回はこの本の出版社の方も参加されていて、この本が出版された理由というか、背景を聞くことができました。それは、2016年では、「とりあえず大学に入ればいい」という風潮でしたが、奨学金をもらってまれ大学に入る価値はあるのか・・・という問題提起をした本であるという事でした。

 他の内容についても、終身雇用がなくなる、人工知能の影響、非正規雇用の問題・・・など、今の読んでも自然に読むことができます。実際、私は、中学校の進路指導の時、「大学で何を学ぶのか」というよりも、「大学の後どうするのか」という視点での話をするようになってきましたし・・・。

 最初は、『学び合い』を実践するようになったきかっけ、『学び合い』をやっていての苦労や悩み、そして、職員室の様子、20代の先生の就職の様子、一条校にいかなくても高校に行けるということ、不登校の親の会での話・・・・、そして、本のコラムについても話題になりました。

 他にも、世代もバランスよく、離れていたので、その世代の考えも聞くことができましたし、学校に行けない子どもに対して、親や教師がその子に対して言ってはいけないこと、についても知ることができました。

 「いい高校」→「いい大学」→「大企業」という、モデルが崩れている現在、何が正しい選択なのかは、保護者自身が理解をして、自分の子どもをサポートできるといいのではないか・・・と思いましたね。

 共通の本を読んで、自分で考え、人と対話するということは、いいものです。ありがとうございました。