今週は、中学3年生の三者面談が行われました。今回は、推薦の確認と私立併願の確認が主な目的です。と同時に、その裏で管理職の先生との面接指導も行いました。1人15分程度ですが、管理職の先生の二人だけではこの期間に終わらないという事もあって、私も面接官になることになりました。
その学年の所属ではありますが、個別に話をすることがほとんどなかったので、私としては楽しみでもありました。実際やってみると、その生徒の新たな一面がわかります。どんなことを大切にしていて、どんなことを未来にしたいのか・・・。「そうなんだ~」「そんなこと考えているんだ・・・」など、新たな発見があります。やはり対話というのはいいものです。
そんな中、「中学校生活でどんなことを学びましたか?」という質問に対し、「人とつながることの大切さを学びました」「人との関わり方の大切さを学びました」「コミュニケーショの能力」「分からないといえること」という回答をする生徒がいて、その具体的な内容が、「数学の授業では『学び合い』をやっていて、・・・」というエピソードを話す生徒が、私が担当した生徒20人の中で、5人もいたのです。その中には、学年の中心になって引っ張っていく生徒もいました。新しい職場で、新しい学年で1年もたっていませんが、地道に語り続けた結果かなぁと、分かる生徒は分かるんだなあぁと思いました。
一方、話をきいていると、「いい高校。いい大学、いい就職、安定」という思いの生徒もいるのもわかりました。「学歴=安定な生活」という認識があるんですね。「年功序列」「終身雇用」が崩壊した現在、「学歴」ではなく「学習歴」が大切であるということを、伝えていこうと思いました。そんなこんなで、課題はありますが、成果も表れてきて、嬉しい気持ちで面接練習をすることができました・・・。