本日は、田内学さんの「君のお金は誰のため」を参考図書として、読書会に参加しました。
この本は、「お金」に対する思い込みを外してくれる本でした。
お金にこだわりすぎると、お金の向こうに人がいるということに気づかなくなるという事。「コーヒー」一つとっても、コーヒー豆を作る人、焙煎する人・・・いろんな人が実は隠れている。値段が上がると、それだけ労働者の給料が上がるということになるということ。
お金に価値があるのは、働いてくれる多くの人がいるから。日本は少子化によって人口が減ってくる。だから、働き手が少なくなり、今まで通りお金を払って同じようなサービスをうけることが難しくなってくるとうこと。
働くという事は、誰かの役に立つという事。そして、誰かが働いているからこそ、自分が解決できなっことを解決してもらうことで、生活が豊かになっていくということ。つまり、助け合って生きているという事。
稼ぐことと同じくらい、お金を使うことも難しいということ。消費と投資のお金の流れによって未来がえらばれるということ。価値のないものにお金を払うのは無駄になる。
私たちの生活は、過去の蓄積の上に成り立っていることには変わりない。将来にツケを残さないためにも、外国に頼るだけでなく、外国のために何ができるか・・・を考える必要があるということ。
税金によって格差をなくなり、お金が循環するということ。公立学校、図書館・・・など全体の格差をなくしている。実は、お金持ちがいるから全体の格差がなくなるのだという。
ブレイクアウトルームでは、それぞれの「お金」対するイメージや、お金の使い方の難しさについて話題になりました。また、「金は天下の回り物」とあるように、昔の人は「お金」に対する考えがあったんだなぁ・・・ということに気づきました。
「お金」を「手段」にするのではなく、「目的」にすることが、「お金」とうまく付き合っていくポイントなんですね。つまり、「お金をどう使うのか?」ということなんですね。そして、自分一人で生きているというわけではなく、今生きていられるのは、多くの人のおかげであるということ、を改めて気づかされました。
そして、この本は。物語形式になっており、そのストーリーも素敵でした。
私のこどもにも紹介してみます。ありがとうございました。