かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

発信し続けることが自分のためになる・・・

古賀史健さんの「さみしい夜にはペンを持て」を読みました。これは、仲間が紹介しており、以前から気になっていたので、ようやく読んだ・・・という感じです。

 話の場は、海の中で主人公は、タコの「タコジロー」とやどかりの「おじさん」とのやりとりを通して「書く」ことの意味が書かれていました。

「思う」と「言う」ことには、距離がある。だからこそ、まずは「書く」ことを通じて、自分に声をかけることが大切である。「書く」ことで、「考える」ことつながる。「考える」ことが、「答えをだそうとする」ことにつながる。

 また、「考える」習慣がないと、「だれかが用意してくれた「わかりやすい答え」にとびついてしまう。」「嘘が見抜けなくなる」・・・ということ。だかからこそ、「書く」ことを、続けていくことの価値が述べられていました。

 私も、日記ではないですが、発信をすることで、過去の自分と対話をして、自分の思考の変化を確認することができました。また、内容を考えたり、言葉を選んだり、順番を考えたりと、少なくとも「わかってもらおう」ということを意識するようになりました。

 そういう意味で、「書く」ことの価値がより理解できまたし、発信し続けることが自分のためになる、ということが腑に落ちました。

 挿絵もきれいで、気持ちよく読むことが出来ました。おすすめです。