かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

「2030年教師の仕事はこう変わる!」について語りました・・・

本日は、仲間との読書会に参加。西川純先生の「2030年教師の仕事はこう変わる!」について語りました。

 

 「大学受験」があまり変わらなかったことや、「e₋ポートフォリオ」の頓挫・・・、そう考えると変化の速度は、この本に書かれているほど、緩やかなのではないか?という問いから始まりました。

 しかし、東京都は、どんどん公立から私立、そして通信制に人は流れているということ。公立高校が見捨てられている姿が、東京都では見受けられる。実際に起こっているということ。

 また、教員の働き方において、非常勤講師をしながら副業で生活をしている教員が増えてきているということ。そのほうが、自分の時間が作れるというメリットがある。いつでも戻れるという環境だからできること。そうなると、今正規雇用で働いている先生が続けている理由は「退職金」くらいなのではないか・・・・。

 フリースクールと普通の学校(一条校)についての話題。「あらゆることが学びである」という考えのもと、「やりたいことができる」という環境のフリースクール。一方、「教科教育」にしばられてしまい、そこにどうしても重きを置いてしまうので、「全員同じことを学ぶ」という環境の普通の学校(一条校)。どちらがいいというよりも、選べることが大切。全員にとって教科指導必要ではないのではないか、無理やりやらせるとではない・・・。やる気になったときにやればいいのですよね。

 そして、小学校低学年の宿題の出し方が、女性のキャリアを狭めているのではないかという話題に。学校側から、宿題は親が○付けをして、分からないことは教えたり、ボンボンを~までにつくってきてください・・・、このようなお願いが多い。そのため、子どもが小学校に入学したとたん、女性は仕事を辞めてしまうということがある、つまり、小学校の今の在り方は、女性にひどいことをしている・・・ということもある。

 

 1時間でしたが、一つの本でこんなにまでも対話をすることができました。結構、考えさせられたことが多かったですね。今後、自分が生き残るためには、何が必要なのか・・・・。個人的には、最後の方に書かれている「これから必要になる教師の3つの職能」を心に留めています。

○「子どもや保護者のせいにしない。たしかにそれが原因なのかもしれないが、それを言ってはおしまい」

○「尊敬すべき、先輩、後輩を捜し、その人といっぱい雑談する。見いだす方法は、子どもたちに聞けばいい」

○真似できることは真似る。真似できないことは、真似る必要はない。いまの自分のままで、できる授業はある」

 この職能を意識して、できる限り、いろんなコミュニティーに参加をしていこうと思いました。ありがとうございました。