かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

公教育を捨てる保護者が増えてきているということ・・・上越での学び①

上越での学び① 【寺子屋TANQ代表の市川寛さんのお話】

 

 話を聞く前は、「フリースクール」という言葉は知っているけれど、学校に行けない子供が行く場所というネガティブなイメージがありました。しかし、実は子どもたちの中には、「学校に行かない」という選択をしている子がいて、その人数が実際に増えてきているという事を知りました。だから、市川さんは「フリースタイルスクール」とも言い換えていますし、「不登校」は問題ではないということを知りました。

 

また、今は不登校の子どもの人数が30万人を超えているとあり、その理由が「不安・無気力が主な理由となっているけれど、その回答は先生が行っていおり、「こども」の回答ではないんですよね。しかも、カウントの仕方も不明瞭のようですし。市川さんが、保護者を対象にしたアンケートでは、不登校の理由の8割は「学校に起因するもの」だというので、そちらのほうが妥当なんでしょうね。

 

 さらに、市川さんのもとに相談が来るのは、保育園や幼稚園に通っている保護者からだそうです。それは、学校に行く前から学校に対する不安と不信感があり、フルースクールに通させる、つまり、公教育を捨てる保護者が増えてきているということ。公教育を捨てることによって起こるリスクを考えてもそのような選択をするそうです。

 最後に、都道府県レベルで、フリースクールを公的に認証する動きがあるという事には驚きでした。もちろん課題はありますが、それが実現されると、今ある公立の学校の中から選べるということになります。そうなるとどうなるのか・・・。つまり、これは西川先生が常に話をしている「公教育の崩壊」ということなんですよね

 

 じゃあ、どうすればいいのか・・・。それは、「学校って楽しい!!」を積極的に子どもたちに伝え、そのために「何をしていくべきなのか」を、共通理解していける職員集団にしていきたいなぁと思いました。まぁ、その一つの考え方が『学び合い』なんだろうなぁ・・・・。

 

パワポを使わないで、でも、すごくイメージしやすかったし、市川さんの「学校がすべてのひとにとってワクワクする場でいて欲しい」というビジョンに共感しました。ありがとうございました。