かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

鶏口となるとも牛後となるなかれ・・・

オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)で自分の質問に対する回答。

 

〇 集団の特質、2対6対2の割合。例えば、有能な集団の中の上位2割の子どもを集めた集団、有能ではない集団の下位2割の集団を集めた場合では、最終的に同じレベルの集団として、正規分布として収束していくのか。

 

→収束する。ある意味極論だけど。思ったほど差はない。人間の能力は、本当にその人の頭の中にある能力とは限らない。その人自身にはその能力はあるんだけど、それを出さない、出せないという状態で表出しないということがある。ある集団で、無能だと思っても、実はその集団でその人の能力が発揮できていないということ。ある集団で有能であっても、別の集団になった場合、そうではなくなるということ。

 高校だったすぐわかる。高校で、すごく有能な生徒ばっかり集めたとしても、まあ、高校1年生の2学期には綺麗に正規分布する。小学校中学校のときは、秀才秀才と頭なでなでされていつもトップだった子が、実は入ってみたら下位層だったとなるとやる気無くすもん。

 だから自分が所属する集団をちゃんと選びなさいという事は伝える。ホントは学び合いであれば問題ないけど、私は、高校入試でその戦略をとった。バレーボール全日本男子代表監督の松平監督の自伝を読んだとき、その地区のトップの学校に行けたんだけど、2つ下げた。で、そしたら、伸び伸びできた。「鶏口となるとも牛後となるなかれ( 小さい集団であってもその中で長となる方が、大きな集団の中でしりに付き従う者となるより良い、という意味)」だよ。私も無理をすればトップの高校に行けたけど、二段階下げた。ホント楽だった、何にもしなくてもずっとトップだった。でもそのお陰で、高校2年の最後の模試の英語では偏差値27だったけどね。でも、半年で63,4まで上げることができた。結局、中学校、高等学校の英語なんて本気になればそのぐらいは上がる、乗り越えることができる。ま、私も頭が良かったという事かな(笑)・・・

 

 私(金井)が高校を選んだ基準は、一つでもいいから、偏差値の高い高校に行くことでした。小学校中学校での私は、学年の上位に位置して、勉強に対する意欲は高かったと思います。なんとか学区でトップ校に入学することができたというものの、最初の実力テストでは、後ろから数えて、10人以内に位置をしてショックを受けたことを鮮明に覚えています。そして、ゴミ箱に捨てたことも・・・。そこからは・・・、少なくとも勉強に対する意欲は減り、学習では下位層に定着していました。まあ、ドロップアウトするこなく卒業できたのは、周りの仲間に助けられたという事が大きかったなぁと思いますね。お陰で、私は浪人をする羽目になったなぁ・・・。

 結局は、集団の中で、どう立ち回るのかは、その人の環境や出会ったひとによって決まります。それを、自分でコントロールするのは難しいと思います。だからこそ、「志の高い人たちの集団にいる」ということは、自分を高めるための理屈に合っているんですよね。