かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

ベテランが「すみません。」という言葉を使ってから・・・

 今週の15日(金)が私立高校の相談日ということもあって、「相談用紙」の作成をするのに自分ができることをやっています。また、並行して、他にもやることがあります。もちろん授業もです。そんな中、数学科の先生が体調不良になり、他学年の授業に参加をすることに・・・・。そんなこんなで、まあ、否が応でも優先順位を決めてやらない状況になりました。

 で、そういう時に限って、小さなミスが起こるのです。例えば、私(金井)が、先生(A)からある生徒に連絡することを頼まれて、担任の先生(B)に言伝をしたら、それが伝わっていなかった。で先生Aが、「どうなっているのか?」と私に聞いてきました。また、講師の先生の成績に関する依頼をしたら、入力の締め切りまでに間に合わなかった・・・のように、「お願いしてたことが上手く伝わっていない」ということが多くなるのです。実際に、お願いをしないと、回らないんですよね。私ができることは限られていますからね。

 以前だったら、そんな時、「どうして、そういうことが起こったのか?」という原因を最初に追究しがちでした。まあ、そういう時に限って相手側も「そんなことは聞いていない」と、反論され「言った」「言わない」で、どちらにしても後味が悪く終わってしまします。さらに、起こってしまったことについては、何も解決されなかったのです。

 だから、「起こってしまったこと」を受け入れて、どうやってそれについて対応するかを考えるようにしたり、「私の言い方が悪かったかもしれない。すみません。」と謝ってから対応するようになりました。

 今回の件も、A先生には、私が上手く伝えられなかったことを認めて、連絡できなかったことでどんな迷惑をかけたかを聞き、その後の対応を伝えました。また、B先生には、「実は、こういう趣旨で伝えたのですが、実は〇〇になってしまいました。上手く伝えられなくてすみません・・」と、こちらの不備を伝えることでB先生も「私も・・・すればよかった」という会話で終わることができたのです。

 今の学期末で忙しい(まぁ、私の段取りの問題もありますが)時は、お互いにゆとりがなくなりがちです。相手が上手く動かないことにイライラしてしまうことも多々あります。でも、相手も、相手の論理があるので、そこを理解しながら、うまく「折り合い」をつけていくことが大切ですね。その一つとして、小さなミスについては、ベテランが「すみません。」という言葉を使ってから、相手の考えを聞いて、その後、自分の考えを伝えるようにすると、後味スッキリになることが増えたかな・・・と思っています。

 どんなに「正論」言ったとしても、相手は納得するとは限りませんからね・・・。