中間試験が終わって、ちょこちょこと模擬試験を受けている生徒も増えてきました。「なんでも質問していいよ」ということをしてから、よく生徒の方から相談を受けることがあります。
テスト後の相談の多くは、「どうしたら点数が上がりますか?」という内容のものが多いですね。その時の回答は、大体以下のように話をしています。
点数をあげたければ、基本の問題をしっかりととること、正答率が高い問題の取りこぼしをしないということ。難しい問題の3点と、簡単な問題の3点の価値は同じですからね。でも、「それができれば苦労はしない」という意見もあるかもしれませんね。「ケアレスミスをしてしまう。」ということが次に来る課題なんですよね。
どうすれば、ケアレスミスをなくせるのか・・・という事になるのですが、そんなに簡単になくせるもんじゃないと私は思います。だって、自分の「思い込み」からくるものだから、なかなか気づかないんです。テストが返却されて、悔しい思いをするんだけど、その時は、そう思ってしまっているわけだし。それは、見直しをすれば根本的に解決するものでもないと思います。
ではどうすればいいかというと、「他人に説明をすること」なのかなと思います。自分のミスは気づかなくても、他人のミスはよくわかるでしょう。その傾向を使うのです。私の授業では、「人とのつながり方を学ぶ」と同時に、「学び方を学ぶ」と話していますよね。「どうすれば、ミスを減らすことができるのか」ということも、学ぶべきことだと思います。
自分一人でやるのもいいのですが、家でもできますよね。是非、学校だからできることが何なのかを考えて、色んな人と話をして、「学び方」も学んでください。
そうやって話をすると、分かる2割の生徒はちゃんとわかって行動してくれるんですね。記録カードに記載されていました。