かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

「結果が出ることで納得する」ということ・・・

2学期の授業を始める前に、1学期末に授業に関しての振り返りを書いてもらったので、もう一度読み直してました。

 

 授業に関する意見や提案について、「難しい課題をやってみたい。」「班で取り組むのはどうですか。」「解答を配布してください。」などの意見はありましたが、反対意見はありませんでした。その中で、「そうなんだぁ・・・」と印象に残った内容がありました。

 

①先生の話だけでは、理解できなかったり、教科書を見てもイマイチだったけど、いろいろな人に解説してもらうことで、数学の内容はもちろん、人との関わり方も同時に学べてめちゃくちゃ色んな分野での理解が深められてよかった。
②今まで人に聞くことは恥ずかしいと思っていたけど、人に聞いたほうがわからないことが解決するし、恥ずかしくないことがわかったので、これからわからないことがあったら聞いていきたいです。
③私は、初めてこのような形の授業をして、自分から「教えて」ということが身についたというか、いえるようになったという自分の成長に気づいた。友達と教え合うのはすっごく楽しいということにも気づくことができた。

④教えてもらうことで人への感謝が増えた。
⑤この授業スタイル(『学び合い』)を継続するのはすごく良いと思います。一方的に、先生が説明していると、一人一人の理解度の差が大きくなってしまい、全体的に点数は低くなってしまうから、この授業スタイルはよいと思いました。
⑥とても良い取り組みだと思った。最初は意味があるのかが不安だったけれど、結果的に点数が伸びた人が多く、効果があると思った。

 

①~③の生徒は、成績的にはあまり数学が得意でない生徒の感想です。最初の授業では何もできず固まってしまっていたり、小テストなど白紙だったりしていた生徒です。でも、少しずつ変わってきているときづいているんですね。
④~⑥は、学年の上位にいる生徒の感想です。特に⑤⑥のような感想を見ると、授業の目的をきちんとわかる2割の生徒に伝えることの大切さ。そして、当たり前ですが「結果が出ることで納得する」ということがわかりました。そういう意味で、2学期も気を引き締めて、でも「10年、20年・・先の子供たちの幸せ」を願って授業をしていこうという気になりました。

 「子どもに聞く」というのは新しい発見があるんですね。