かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

中2(なか2時間)の休み・・・

 朝は息子の登校と同じ時間に出る関係で、毎朝ほとんど同じ時刻に職場に着きます。そんなわけで、だいたい朝一緒になる先生も同じになります。その先生方のほとんどは、保育園にお子さんを送ってから学校へくるので、子どものちょっとした朝の出来事などを話しながら職員室に向かいます。

 今日の朝一緒になった小学校1年生の先生と挨拶をしながら歩いていると、「金井先生、ちょっと相談なんですけど・・・」と、話しかけれられました。話を聞くと、今日は息子さんの保育参観の日ということ。でも、休むと職場の人に迷惑がかかるから、参観に行けないと伝えたら、大泣きしてしまったという事でした。

 「どうしたらいいでしょう?」と聞かれたから「そりゃ、行ったほうがいいね。いや、行かないとダメだね。」と即伝え、「行って後悔するよりも、行かなくて後悔するほうがつらいよ・・・。〇〇先生の代わりになる先生はいるけれど、〇〇先生のお子さんの代わりになる父親は〇〇先生しかいないよ」と自分で経験したことや妻に言われたことも付け加えました。そしたら、「わかりました。吹っ切れました。」ということで、職員の連絡黒板をみると「中2(なか2時間の休み) 〇〇 」と書いてありました。

 昼にその先生と廊下で会って、「どうでしたか?」と聞くと、「行って良かったです。いかなかったら後悔していました。背中を押してくださってありがとうございました。・・・」とお礼を言われました。

 今、ちょうど仲間から紹介された『「家族の幸せ」の経済学(山口慎太郎)』を読んでいます。まだ途中ですが、父親がより育児に参加するには、職場が育児に参加しやすい環境を作ること。そして、上司の影響力が大きい、、、というようなことが書かれていました。

 今回のケースも、もし休みづらい職場だったら、きっとその先生は我慢していたんだろうなぁと思いながら、後輩に、いいことしたなぁと、週の始まりを気持ちよく過ごすことができました。