かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

「その子」を変えることはできない・・・

 明日のオンラインゼミの質問を考えるのに前回のアーカイブを見ていました。そこでの内容です。

 

「生徒指導で、「〇〇という生徒を服装が乱れているから指導してください」ということを言われたりしますが、生徒が変わらなくても指導したことになるのですか。」という質問に対して・・・

 

 多くの人は、その子を変えようと思っている。30人のその子その子を指導しようとする。その子は変えられない。けれど、集団は変えられる。それは、集団の中には、変えられる人間もいるし、その変えられる人間が周りの人間を変えることができるから。

『学び合い』的にいう生徒指導というのは、集団に対しての指導のこと。例えば、「〇〇君は変わっていない。指導しているんですか?」、と他の先生から言われたとしても、だまってニコニコしていればいい。仮に、そういう風に言われて悩んでいる人がいたら、「無理だから。気にしない。だからといって、何もしなくていいというわけではなくて、個々人をかえることはできないんだけど、クラス集団、学級経営ができる。だから、あなたが注意しても治らない子どものも、同級生から「おいやろうぜ」と言われたら変わる。だから、そういう集団をつくることにエネルギーを費やしなさい。」とアドバイスをすればいい。


 私も、過去に生活指導をした時、どうして言う事を聞かない生徒がいいて、指導すればするほど、泥沼にはまった経験がありました。そのエネルギーや時間をを、集団に向けた方が方が理にかなっているんですよね。でも、わかっているのですが、今でもどうしても気になる生徒に目がいってしまうんですよね、・・・。我慢です・・・。