かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

世界のニュースは、アメリカを中心とするその他の国々との関りで起こっている・・・

田中孝幸さんの「13歳からの地政学 子どもも大人も知っておくべき世界の仕組み」を読みました。

 政治を地理で説明する。それが、地政学。この本は、地政学アメリカが最強であること。そして、最強の国アメリカと日本をはじめ、ロシア、中国、アフリカ、ヨーロッパの国々を比較すると、どういうことが起こっているのか?なぜ、中国が、東シナ海の開発をしているのか、なぜ、ロシアがもめているのか、なぜ、アフリカが資源がありながら貧困から脱却できないのか・・・・、そしてこれからの日本はどうなっていくのか・・・。そのようなことが書かれていました。

 「核ミサイルはどこに置くのか?」という問いから始まりました。それは「海」であり、原子力潜水艦に「核」を搭載するから、その海は深くなければならないわけなんです。だから、中国が東シナ海をねらっているということ。また、小さな国が近くで大国ともめそうなときは、遠くの大国と仲良くするという「遠交近攻」の考えがあるから、NATOや日米同盟などが存在するということ。

 日本は、地政学上いい場所にある。外敵からもほどよく守られていた。だからこそ、今までは、自国の言語、独自OSで、参入する外資が少なく、自国のマーケットで用が足りた。日本はかつて大国だった。だからこそ、国外の意識が弱い。しかし、日本は、小国になりつつある。もし、そうなるのであれば、世界を見ていかなければならないというのである。大国に戻るのか、世界で交わるのか・・・。どちらに向かうのか・・・。 

 世界のニュースは、アメリカを中心とするその他の国々との関りで起こっている・・・・。そういう視点で見ると、色々なことがつながっているんだ、ということがわかってきました。なかなか興味深い内容でした。

 

断固たる決意:昨日と比べて本日 -800g