オンラインゼミ（https://bit.ly/3lMsgHn） のふりかえり
今後日本は人口が減って、年功序列 終身雇用がなくなるという社会。将来の不安要素の一つは、「お金」。そこで、ベーシックインカム制度を導入している国がある。その制度を日本導入するのはどう思いますか。という質問。
ベーシックインカムは、日本において一つの等制度として成り立つと思う。海外のことでは、ベーシックインカムが十分あったら働かないというところも出てくる。実際、ナウルという国が崩壊した。
日本はそうじゃないから、ベーシックインカムという方法はあるかなと思う。ただ、ベーシックインカムの問題点は、今あるパイの分配の仕方を変えているだけ。パイは小さくなるわけだから、完全な解決にはならない。
パイを大きくする方法の１つは人口を増やすこと。僕のビジョンの中では、子育てをみんなでやればいい。何が何でも大学行かなくてもいいという呪縛から逃れれば、人口は増えると思う。なぜなら大学は金かかる。子どもにかかるお金は、生まれてから高校までのお金と大学の4年間のお金は同じくらい。だから、高卒でいいってわかれば、育てられる子どもの人数は倍になる。ふるさと納税ではなく、自分の子どもの所得税の何割かが親に還元できるという制度をやればいいと思う。経済的なインセンティブを与えればいい。
「お金」がすべてを解決するわけではないけれど、生活する「お金」がないと不安になるのも事実。ただ、ベーシックインカムは、それを完全に解決するものではないということが腑に落ちました。何よりも、高校までの教育費と大学4年間の教育費が同じという事実。そして、「大学に行く」ことが、子どもにとっても親にとっても、幸せの条件ではないということを我々教員が伝えていくことが、責務ではないかとも感じました。個人的に「お金」について学ぶことを継続していこうとも思いました・・・。
「お金」は、人を破滅することだけでなく、「国」をも滅ぼす力があるのですね・・・。
