かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

【教科の最初の受業(その2)・・・】

 生徒の呼名が終わった後、「何のために数学の授業をするの?」ということを話しました。

 最初に、「大人になって必要なことってどんなこと?」ということについて、質問を事前に生徒の方にアンケートを取っていてたのでその紹介をしました。

・コミュニケーション能力 ・他の人と協力できる力がある ・誰とでも会話ができる  

・自分で考えて行動できる ・機械(主にパソコン)を使うつかうことができる

・英語が使える  ・新しいことを作り出す力がある 他にも、お金の使い方、愛、運・・・というのもありました。

紹介をした後、「一番多かったのは何だと思う?」と生徒に問うと、「コミュニケーション能力」と解答。だから、その能力を「数学」の受業で育てていこうというようにつなげていきました。

 次に、数学の受業の目的と大切にすることを示しました。(ゴールを意識です)

 目的:【数学の授業を通して「自分で解決できなくても、他人の力を借りて解決できる力」を育てる】

 そして、大切にすることとして、数学の授業では、「一人も見捨てずに学習する」ということを意識して取り組んでいくこと。(そのことはまた継続して説明をしていくと付け足しをしました。)で、「数学」はできるようになってもらいたいけれど、でも、「何かを学ぶ学び方を学ぶこと」、また、「人との関わり方」は、みんなが大人になっても必要なことだから、「数学」の授業を通して「教えること」「教わること」この両方の立場で、説明の仕方、聞き方を学んでください。「人とのつながり方」、「関わり方」方を学んでください。もちろん内容を理解することも必要ですね。という話をしました。

 そうやって、徐々に何のために数学の授業をするのか?という問いに、「数学ができるようになること」より上位の内容を生徒に意識をさせて授業を終わりました。次回から、『学び合い』の考えを使って、数学の授業を組み立てていく予定です。

 2割のわかる生徒に伝わるように・・・。