かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

学び合いサークル

 今年最初の学び合いサークル。本日は、読書会でした。課題図書は、『観察力の鍛え方』佐渡島庸平さんの本でした。やはり、読書会の良いところは、多様な人と読むことで、自分にはない視点に気づくことができます。また、自分の思考をアウトプットできるという意味では効果的です。いくつか気になった内容があったのでまとめました。

 〇 インプットの質を高めるためには、インプットの質を上げる必要がある。インプ ットの質を高めるために必須となるのが「観察力」である。「問い」→「仮説」→「観察」のサイクルを回し続ける。バイアスという「メガネ」の影響を受けていることを自覚して偏りのない思考のフレームを作り続けること。

 〇 正解主義の世界にいると、間違えている人がいたら、それを指摘するのが「親切」だと思ってしまう。しかしそれは、正解主義の中の親切だ。あいまいな世界の中にいたら、間違えていることには気にもならない。そして、その間違えに、本人は自分で気づく。そのときに、本人が改めればいい。他者が関与する必要はない。

〇 正解主義の中にいると、過去と未来にこだわる。それを手放し、あいまいさを受け入れると、今だけになる。すると、自然と今に集中する。あいまいさを受け入れるということは、することに注目しない。することは「いること」の結果でしかない。「どういるか」を観察して「あり方」について考えることである。

〇 よい観察とは、いい観察は、「する」ではない、「いる」を見ること。

 

 ディスカッションをしていくと「観察力」は、『学び合い』と同じでスキルではなく、「考え方」ではないかと感じました。また、創造的になるのに必要なのは、「夢中」ではなく「退屈」だということが書いてあったこととが印象的でした。