3年前の卒業生が放課後訪問してくれました。理由を聞くと、「就職が決まりました。お世話になりましたので、その報告をしに来ました。」ということでした。就職先は、鉄道会社で整備をすることになったそうです。彼を受け持った同僚の先生も駆けつけて大喜び。
聞くところによると、たまたま自分の興味があった鉄道会社の募集が学校にきていて、即エントリーしたようです。なぜ就職をすることを決めたのか、という話題になりました。そしたら、「それは、一度夏休みに中学校に行きましたよね。そこで、進路で悩んでいたとき、意味もなく大学に行くんだったら、就職するという道もありだね。だって、ただでさえ大学に行ったらお金かかるし、目的なくて大学行っても就職は難しくなるよ、って金井先生がアドバイスしてくれたのが心に残っていたんです。背中を押してもらったかんじです。」というようなことを話してくれました。
ひと昔だったら、「とりあえず大学行っておけばいい。やりたいことなんて大学は入ってから考えれば・・・」、なんて言っていたなと思い出しました。今は、大学に行っても就職できない時代に入っている、ということを学んだお陰で、彼にアドバイスができたのかなと思いました。
そんな彼ば、成績優秀・・・というわけではなかったのですが、人懐っこい性格で、誰にもかわいがられる性格を持っています。ホントに素直な子です。別れ際に、入社して一番下っ端になって色々なことがあるけれど、上の人からかわいがられれば大丈夫。そのためには、「おはようございます。」「ありがとうございます。」「すみませんでした。」「お先に失礼します。」「何か出来ませんか？」という挨拶をしっかりすることができるといいよ。と、偉そうにアドバイスをしました。そしたら、「わかりました。ありがとうございます。」ですって、、、。将来が楽しみだ。
