「金井先生、〇〇という書類のことなんですが、どうして締め切りを守ってくれない人がいるんですかね？あれだけお願いをしたのに…。どうしたらいいですか？」という相談を受けました。
こんな悩みは、前に自分が質問したなぁと思いながら、次のように話をしました。
生物の属性は基本的に正規分布になるもの。どうしてそうなるかはわからないけど、わかる必要もないよね。少数の賛成者、少数の反対、大多数のどっちでもいい人、という構造になる。そうやって集団をみることができると、反対者にカリカリしなくていいし、反対者がいた時、あぁ健全な集団なんだなぁ、思えるんだ。で、その人たちに「何とか理解してもらおうということが無駄」、「そもそもそれは無理だ」、とわかると、そこにエネルギーを費やす必要はないことに気づくでしょ。
今回の場合、8割の人は締め切りを守っていて、2割の人だけが守っていないだけなんだから、オッケーなんだよ。ま、後は個別にお願いすればいいじゃない。今回のゴールは、人数分の書類が期日に集まればいいわけだからね。締め切りを守らない理由を知っても意味ないし、そもそも、人はかえられないからね・・・・・
話をし終わった後、後輩は「なるほど・・・。確かに、そこにエネルギーを注ぐ必要はないですね。なんだか、すっきりしました。」という感じで、まだ書類が出来ていない人に個別にお願いをしに行く姿を見て過去の自分と重なっているようでした。何回も同じことをオンラインゼミで言われれているもんだから、自分の言葉になってきたのかなぁ・・・、と嬉しく感じた日でした。
