かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

「若手を育てる」ことは、「若手のため」だけではない・・・

オンラインゼミの振り返り(https://bit.ly/3lMsgHn 

 管理職からや研修で「若手を育ててください」というのですが、そのゴールって何だと思いますか?という質問に対して・・・。

 
 新しいゼミ生が入ってくる。今までのゼミ生には、「こいつら戦力にしないと誰が困る?こいつら戦力にしなくって困るのは、誰、俺(西川先生のこと)じゃないよ」と、言う。
 だから、上に立つ人に抜けているものは何かというと、「若手を育てる」というのは、「若手のためだ」、というしか聞こえないこと。だから、「人のため」ってのは続かない。「自分のため」じゃないと続かない。
 それに、俺の教員の時代はそんなこと言われなくったって、かわいがってもらえた。かわいがってくれた先輩が複数いたから、ほぼ毎日、飲みに行った。そういう面では楽しかった。
 何かを教えてやろうということではなく、仲良くすればいい。で、聞けるような相手方、愚痴を言えるような相手だったら言ってくる。研修をやったって、校内の教育力が低ければ意味ない。先輩に相談したり、見せてもらったりするのが自然におこなわれるの・・・そういうのが、研修の在り方じゃやないかな。


「若手を育てる」ことは、「若手のため」だけではないことに気づかされました。これも、「自分たちのため」なわけで、育たないと仕事が回らなくなるわけなんですね。かといって、何でもかんでも手取り足取り教えこんでしまうと、成長しない。自分がおしえられたようにやると、「〇〇ハラ」と言われる可能性があるし・・・。

 だから、相談できる雰囲気をつくること。そのために、日頃から声をかけて様子をきいたりして、自分に話しやすい雰囲気をつくることが、「若手を育てる」ことにつながるんですね。それには、若手に興味を持っておくことも忘れないように、目を配っておうこうと思いました。
 

 まぁ、それが昨日の若手の保護者への電話対応の時に、一緒に残るという行動につながっているわけなんですね・・・。