かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

わかる親はわかるから・・・

先日、PTA主催の「第2回受験情報交換会」に参加をしました。内容は、3部構成となっていて、1部は、受験システムの説明(内申点の計算)、2部は、つい先日まで受験生だった生徒の受験体験(目標設定、日程組、模試など)、3部が、先生コーナ(Q&A)で、3部に私が参加をしたのです。

 

参加された保護者は、大体40名で、中学1年と2年の保護者でした。1部では。PTAの方から実際に計算をしたり、2部では、中学3年生での、生徒の進路決定の流れを説明をしました。

 

その後は、あらかじめ質問をされた内容について、私が回答をすることになっていました。一番の質問は、「入試結果」です。具体的な高校名を挙げながら、最近の傾向を話しました。当初の希望としては、都立と私立だと都立の方が高いのですが、実際進学状況は、都立も私立も同じ割合になりました。「推薦」についての質問をありました。

 

次に多かったのは、「モチベーション」「目標設定」についてです。それについては、「何のために進学するのか?」ということから、「高校に進学するため」なのか、「大学に進学するためなのか」。目的がないと、なかなか続かない。でも、そうは言っても、今は大学に進んでも就職できない、もしくは、すぐに辞めてしまうことがある、という現実がある、ということ。そして、「年功序列」「終身雇用」のがなくなっていく今後で、「大学に行く価値」を考える必要がある、ということも話しました。

 ただ、子どもは13歳~15歳だから知らないことばかり。だから、保護者が子どもが興味のあることに対して否定をしないで、話を聞いてあげること。「なぜ興味を持ったのか?」というような聞き方をして、対話をするのも一つの方法・・・ということ。

 その他に、これから必要になってくる能力は「他人の力を使って物事を解決する力」つまり、「多様で多数の人とのつながることが大切」。だから、学校がそういう場にならないといけないのではないか・・・、という事も話しました。

 

その結果、保護者のアンケートでは、「⼦供とどう向き合ったらいいのか、学校選びのヒントをたくさんいただけました。」「⾼校選びや推薦条件欄などわかりやすく教えていただけました。⼦供と受験案内本を早速⾒ました。⾒⽅が変わり漠然としたものへの恐怖というものが軽くなったように⾒受けられます。」「会⻑さんや先⽣の話が親としての⾝近な経験や⼦供に対する⾒守り⽅でスッと⼼に⼊りました。素晴らしい機会をありがとうございます。」「今回のイベントは保護者として本当に知りたい情報ばかりで、基本的な受験システムをはじめ、本校の実例や、先⽣と親、それぞれからの⽬線でのアドバイスなど、リアルな内容は⼤満⾜でした。」「⼦どもにとって良い学校とは、⼦どもも私もまだよく分かりませんが、10年後や20年後に振り返ったときに⼦どもが「⾼校、良かったな。」って思えていたら、それが1番です。そんな未来が来るように、サポートしていくためのコツや準備を沢⼭いただいた気持ちでいます。」

 

 そして、「普段なかなか横の繋がりが無いので、情報収集の場としてとても良い機会でした。」というように、この機会を活用して、保護者どうしてつながっていたようです。イノベーターの保護者はいるんですね・・・。

 

また、アンテナの高い保護者の方に、2冊の本を紹介して話を終えました。わかる親はわかるから・・・。今後も何かしらの形で、このような会を継続していくようです・・・。