かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

オンラインゼミの振り返り(10.15)・・・・

10月15日(土)に行われたオンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn の振り返りです。

 

〇色々と紹介された本を読むと、アメリカの研究って研究対象の期間が長期的なものが結構目につくのですが。日本では、長期的な研究はあるのですか?

 

 ない。お金の付き方が違う。日本の研究費は、科学研究費がベースに着く。年度予算。3年最長で5年のスパンでやっている。ずーっとやるめぼしはつかない。アメリカは、財団がのっかってくると長期的な研究ができる。そのような論文には、〇〇財団の援助にに基づき・・と書いてある。日本は、ホントの意味では先進国ではない。すぐ役に立たないと評価されないという向きがある。だから、基本的に日本のノーベル賞をもらった人はは理論研究の人が多い。

 

〇西川先生は、色々な研究をやってきて研究の成果が出ないとき、プロジェクトを立ち上げた時、続けるか、辞めるかの判断をするときってありましたか。その判断は?

 

 今まで研究で失敗したことはない。西川研究室が継続して成果をあげているのは、材料がいいから。生の子どもたちの姿で研究をしている。どんなに偉い先生でも、半年、1年の動きや会話をICレコーダー、ビデオをとるって許してくれない。そういうデータを使うから成果をあげることができる。あと、西川研究室のチーム力とチームが持っている現場とのつながりが武器。だから、材料がなくなったときやめる。

 

〇 学校説明会があって、男子用女子用という表現に気をつけたりしています。普段の生活でも、男子女子という区別をしないということに敏感になってきているのですが、どんなことに気を付ければいいですか。

 

それは、住んでいる地域にもよる。選択肢を与えるようにすればいい。制服など、一律に求めることにひずみがある。ただし、トイレや着替えについての問題も出てくる。そうなった時、なかなか決まらない。ただ、子どもたちにそういうこと決めさせるなかで、これからのジェンダーがわかってくる。

 

〇長男だから親の面倒みなさい、実家に帰ってこい、みたいなことを言われるのですが、どう対応したらいいか。

 

 絶対的に守るのは、妻。親には恩がない。子にこそ恩がある。よくぞ生まれてくれた。だから、恩返しは済んでいる。だから、子だから親の面倒を見る義務はない。と固く信じている。ただし、恩はなくても愛情があれば、最後の最後で手伝ってあげる。80代中盤あたり、その時に真面目に考えればいい。江戸時代は、遺産を長男が継ぐから、長男が親を面倒見る義務があった。兄弟との老後の話をしていこうと思いました。

 

その日は、学校説明会などがあったたて、職場からの参加をしました。オンラインってこういう時便利ですねぇ。