かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

「一人も見捨てない」って・・・

オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn のふりかえり

『学び合い』とは何?という質問に対して・・・

 

 短く言うと、「ホモサピエンスの生存政略(生き残り策)」ということ。『学び合い』は、いいとか悪いとかではなく生き残り策。一生涯の幸せを実現するということ。まあ、そういってもわからないから、「1人も見捨てない」と言っている。その言い方は、方便。言葉はそれぞれに合ったものを使っていく。おそらく入門者であったら、それ以上はわからない・・・。

 「一人も見捨てない」という言葉だけでも重層的。「一人も見捨てない」の上にあるものは、「一人も見捨てないを諦めない」。その上にもあるのは、「1人も見捨てないふりをすることは自分にとって得である。」ということ。そのクラスにサイコパス、ソシオパスがいたら、本気でその子を見捨てない、なんてやったら身が持たない。そんな時であったとしても、1人も見捨てないふりしたほうが得。これは、入門者にとっては、冷たい教育になる。

 『学び合い』は己のためにやっている。だから、それがわかればなんら恥ずかしいことでなない。でもそれは、己のためにだけでなく、多くの人のためにやっていることになる。だから胸張っていい。今、言った1人も見捨てないふりは、自分が損するレベルであれば、見捨てても構わない。これは、ちゃんとわかった人じゃないと、誤解されるから、本には書かない。

 

 そういえば、何かを学ぶときは、「基本」をしっかりと理解してから、「応用」や「例外」を扱うといい、ということを浪人時代に学びました。『学び合い』を本の通りにやったらある程度は軌道に乗りますが、必ず壁にぶつかります。山に登ったからこそ見える景色があるように、それが、壁であることを自覚して、次のステージにいくことでさらなる成長になるわけですね。まぁ、その壁が「基本」をやってからの壁なのか、それとも、「中途半端」からの壁なのか・・・。それは、集団をみればわかるということ、「結果」なんだなぁ・・・。