かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

何かをさせるには・・・

 オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)で、「本を読めば読解力が上がるか」という質問をしました。

「ゼロ、イチ」でいったとすれば、本を読んだ経験がない人間が本を読む能力がないのはあたりまえ。でも、読めば読むほど読解力が上がるという根拠はみたことない。「本を読む」というのは方法のこと。本を読まないとけない状況に追い込むことはあってもいいけれどね。ゼミ生には、「あーしろ、こーしろ」、とは言わないけれど、本を読むようになるよね、それが「得だから」ってわかるから。 本を読んだ方が得であることを伝えることなんだね。

 私自身、親や先生に「本を読むと読解力が上がるから、本を読みなさい」といい続けられたもんだがら、あまのじゃく的に読まないようになってしまいました。ま、読まなくても困りませんでしたし。ま、就職してもほとんど読書はしませんでした。飲みにはいきましたが・・・・。

でも、香港に滞在している間、本を読むことがだんだん増えてきたんです。日本語に触れる機会がへったし、余計な雑音もないからなのかなぁと感じています。帰国しても継続的に読むようになっていました。それは、困っていたからです。

そして、オンラインで仲間と読書会をするようになり、仲間と語ることで、本を読むことが「得」であることを実感するようになったのです。から、定期的に本を読むようになったんですね。

 まぁ、読書をさせたいのであれば、「読解力が・・・」というのではなく、集団に読書をすることが「得」であることを伝える必要があるんですね。それは、他の何かをさせるときも同じだと思いました。「~をやりなさい」と言っただけで、やるのであれば、苦労はないですよね。「得」という言葉の意味を意識しながら、自分の家族にも伝えていこうと思いました。もちろん、自分も読書をし続けながらです・・・。あぁ、時間が欲しい・・・・。