オンラインゼミの振り返り(https://bit.ly/3lMsgHn)
『学び合い』のコアはホモサピエンス。教えなくてもやっているということ。ホモサピエンスの本能は、親しい人間とちゃんと関わって情報共有できることである。ただし、親しい人ではない人も含めて仲間だと思えるのは、優れた教育の価値になるということ。
まずは、集団全員がその能力を持たなくてもいい。2割弱の子どもが持てばいい。そして、いつから始めたかよりも、どれだけ長くその集団にいるかとうことのほうが重要。おそらく、小学校1年で3か月と中学校3年で1年やるのを比べて、中学校3年で1年間のほうがおそらくいい。それは、みんなの学び合いの能力が高まって・・・、ではない。学び合いはの能力は変化はない、3か月くらいでわかる。問題は、集団の中のトップの2割弱が、こればこの集団を管理した方が得とわかればいいということ。
中学3年生の数学の授業が終わり、生徒の書いた授業アンケートを読み直しながら、学校だからこそできること、学校でやったほうがいいことは何だろうを考えています。その一つは、「誰とでも折り合いをつけて課題を解決することができる」練習をすることだと実感しています。そして、多様で多数の人とつながることができる場所は、学校、特に公立の小中学校なのであり、その特質をいかして教育活動をしていこうと決めました。まずは、職場の2割弱の先生にこの考え方を広げていこう・・・。