かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

教員の仕事って・・・

オンラインゼミの振り返り(https://bit.ly/3lMsgHn 

 「教員の仕事は、子どもたちの心に火をつけることである。」

 そのための語りがポイントである。どうすればいいか?自分の語っていることに関して、一分の迷いもなく確信しているかどうかということ。その確信を持つためには、経験を高めている『学び合い』で、いかに子どもがかわっていくかを経験して、「心配しても心配しなくてもいいや。子どもがやる・・・」と、段々そのレベルが上がってくる。また、これからの社会がどんなことになるのかを、各種統計、法律とかそういうものを使って確固たるこれからの社会のビジョンを構築すること。そうやって、微動だにしないような形になって、確信のある言葉できちんと語ればいい。また、わからない子がいてもいい、わかる子が必ずいるから。だから、何を語ってもいいということ。逆に言うと、わかる子に見透かされる。結局その人の心が見られているということ。

  最初、オンラインゼミでの質問は、授業方法や、指導方法の話、あとは、仕事の仕方でした。しかし、その方法をやったとしても、その場を取り繕う言動が見透かされてしまうんですよね。同じことを言っているのに、反応が異なるというのは、聞いている人が話をしている人の本気さをきちんと見ているんだ、ということが段々とわかってきました。だから、自分は何を大切にし、どう生きているのがはっきりさせることが必要であり、「方法」ではなく、「考え方」の問題であることに気がつきました。そうやって、日々の生活の中に、「自分なりの哲学」を根差していかないと確固たるものはできないんですね。

 本日で、私の卒業生の授業が終了しました。2年間の『学び合い』で大切にしてきたことを最後に語りました。自分が子どもたちの心に火をつけたかどうか・・・、そう考えたと同時に、当たり前のようにこの学年で授業をしていたことが、もう来週にはない、ということを思うと切ない気持ちになりますね・・・。

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