かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

多数決って・・・

 オンラインゼミの振り返り(https://bit.ly/3lMsgHn クラスなどで、何かを決めるとき「多数決」という方法を使うのは、良くないということを教わってきたし、今でもそう思っています。しかし、それを使うときはどんな時がいいのか。という質問をしました。 

 民主的な社会において、多数決で決めることはごく当たり前のこと。最大多数、最大幸福だから。問題は、多数決に至る過程が大事。みんなが「多数決で決めてもいい」という状態に成り立たせるておくことが必要。そのためには、反対だけれど相手に理がある、分があることをみんなが理解していること。そして、それは価値観の問題であるとか、どっちを順守するかということをわかっていること。おそらく多数決でやっても自分たちが負けるとわかっていても、少数派に関して無視とか不合理なことが起こらないであろうということが成り立っているとわかっていること。そうしたら、多数決で納得はする。それなしでやったら、ファッショになる。

 どちらかに一方に決めなければならないとき、多数決はそれは最終手段。対話が必要。ただ、健全な集団であれば、民主的に動く。みんなが意見が対立し、黙っていても多数決でも大丈夫。多数決でAとBどちらかを決めるとき、Aと決まったけれど、ぶつぶつ言うのは、それはその集団はそういう多数決を受け入れる集団ではないということ。そうなってない段階だと、多数決は危険だから、徹底的に議論すべき。でも、その議論の中で、第三の解決策が出るかもしれない・・・。

 集団ができていない時は、時間をかけてでもいいから、議論をする必要性を感じました。そういえば、4月の色々決めなければいけない時、「多数決」を使って、効率的と思って決めていたことがありました。でも、2学期あたりから何でも「多数決」で決めるという文化がてきてしまい、フェアなクラスではなかったなぁと思い出しました・・・。

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