かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

わかっていた・・・

  今週は、私立高校の一般受験が終わったこともあり、徐々に生徒が増えてきました。来週の月曜日に行われる都立高校の入試が終われば、一段落ですね。都立高校を控えた生徒の中には、オミクロン株の影響で登校を自粛している生徒がいる一方、都立受験の2~3割の生徒は、登校して勉強をしています。

 今週からの数学の授業は、「都立入試の問一(基本の問題)を全員がクリアできること」を目標に、過去の都立問題の問一だけを選んで『学び合い』を行うようにしています。本日も、タブレットを使って調べたり(相対度数などの用語)、説明をしたりしていました。生徒の様子をみとっていたら、生徒同士の会話でこんなことが聞こえてきました。
 
A君「お前(B)さぁ、学校来ないで家で勉強したらいいんじゃない?」
B君「いや、家で過去問解くよりも、学校きて誰かに教えたり、誰かに聞いた方が理解がはやいんだよね。それに、お前(A)も、俺に教えてもらって嬉しいだろ・・・。」
A君「何言ってんだよ、でもたまにお前(B)も、わかんないっていって一緒に悩むときあるじゃん。」
B君「ま、お互いwin-winだな。(笑)」
そう言って、再び課題に取り組んでいました。
 
 過去に中学3年生を受け持って、受験直前にこのような会話をきいたのは初めてです。2学期の最初に、「受験は団体戦」という話の内容が、生徒の行動で表れてきたんですね。学校だからこそできることを理解してくれていました。私の伝えたことが、ここにも浸透していたんですね。
 
 また、集団を見とったからこそ、『学び合い』の価値を理解して行動している生徒に気づけたんだとも思いました。
 あと少し、もう少し、がんばってね!