かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

最初の授業では・・・・・

 生徒が登校しているので、ある程度組織が決まると授業が始まります。私は、はじめての学年や中学1年生での最初の授業は、何回やっても緊張はします。生徒の方も、私がどんな先生であるのか、という興味や不安をもっているわけです。

 

 だから、毎回そんな時は、「クラス全員の名前(苗字だけ)を、呼名して出席を取る」ことにしています。それは、自分なりの「やる気の見せ方」でもあるのかなぁと、今回もチャレンジしました。一クラスだいたい30名ちょっとですので、合計100名の生徒の名前を覚えることになります。当然、名前と顔は一致していません。場所と名前だけです。

 

いよいよ授業が始まって。挨拶をして、「皆さん、私の名前を知っていますか?」と質問すると、「金井先生!」と返答。「ありがとう。私の名前を覚えてくれて。だから、私も皆さんの名前を覚えてきました。私が皆さんの名前を呼ぶので返事をしてください。ただ、間違ったらごめんね。最初だから許してね」と、言って、呼名をしました。

 

 結果は、3クラスともノーミスでクリア最後やリスニング、授業が終わったら、大拍手。「うそー」「すげー」「やるなぁ」などの反応もありました。自分でも満足をする瞬間ですね。そして、私と生徒たちとの距離も近くなったような気がしました。

 

 植物を育てるのに、種を蒔いたら水と空気と太陽があればいいというわけではありません。土壌がしっかりとしていなければ、いくら太陽のもとで水をあげても成長はしないということなんですね。

 

そんなわけで、「いい意味での緊張を持って臨めたことは事実・・・。」さぁ、・・・さぁ、楽しんでいこう・・・。