かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

オンラインゼミ振り返り

12月のオンラインゼミの振り返り

【学級経営について】

〇「学級経営」は、ブルーオーシャンである。

→教員養成大学は主に学校教育と教科教育2つの領域からできている。学校教育は、歴史などの流れがある。その中の一つが、学級経営。教科教育は、もともと教科専門。だから、学級経営にルーツがない。教育学部の専門体系は、免許法に沿ってできている。

 

〇学級経営を若い先生に指導するにはどうしたらよいのか?

→それは今に始まった問題ではない。昔からあった。約30年前の高校の先生は、教科のことだけをやればよかった。例えば、物理の先生は物理学だけをやればいい。物理学を正しく理解できていれば、物理を正しく教えることが出来る。そう考えられていて、子どもの理解がどうのこうのなんてなかった。学級経営は、現場で学んでいたということ。現場で学べたのは、それは職員室の教育力が高かったから。でも、今は職員室の教育力が低すぎる。だから、法則化運動とか、TOSSが生まれた。斎藤喜博先生、大村はま先生の本は、「こうやりなさい」、というノウハウではなく哲学を語っている。でも今の時代、そういうことを教えてくれる人がいないから。ノウハウの時代になっている。

 

 職員室の教育力は、「〇〇は、こうやったらいいよ」と、いうことがあるけど、それよりも、失敗したら「あはは、そんなことは私も失敗したよ。気にすることはないよ。」って言ってくれる先輩がいるかいないかではないか。

 

 安心感のある職場を作ること、それは、失敗してもそれを笑い飛ばせるような広い心を持った職場であること。そうなるように、自分の役割を改めて再確認した会でもありました。

 今年度中になっておきたかったことなので、間に合って良かったぁー。次は1月8日だ。質問をまた考えよう。

f:id:snobitaro:20211230211958p:plain