かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

『学び合い』サークル

 先週は、『学び合い』サークルの日でもありました。「宿題」に焦点をあて、『学び合い』とけテぶれというテーマで行いました。
 
 現状の宿題は、「自分では勉強できないから、宿題を与えると勉強するようになる。→それを与え続けていけば、自分で勉強できるようになる‥‥。」というねらいで行っているが、次第に、「やりたくても、やらなければいけない→言われなければ、やらなくてもいいもの→とりあえず、こなしておけばいいもの」と、勉強が自分ごとでなくなってしまう、ということが起こってしまうことがある。そこで、「けテぶれ」という学び方(こども自身が主体的に行う効率的な勉強方法)を紹介してもらいました。
 
 その学び方についての話を聞いていると、大切なのは方法ではなく、「自分が何を大切にするのか?」ということを肚におちているかどうかである、という気づきを得ました。例えば、何のために「宿題(課題)」を出すのかということを、語れるかどうかということです。
 私は、生徒に数学の問題集を既定の範囲内をやって提出するようにしているけれど、果たしてそれは生徒ためになってるのかという疑問を感じました。今のところは、成績をつけるための一つの資料としてこちらの都合の要素が大です。「何のために」問題集をやるのかが、生徒に伝わっていたほうが、教員も生徒もお互いが幸せです。本日の学びをヒントに自分なりの回答を考え続けようと決めました。
 また、宿題を「やらない」という選択肢を尊重するということ、ただ、「やらない」という選択をしたらそれは自分で責任をとることにもなる、ということも伝えようかと思いました。
 
 『学び合い』も「けテぶれ」も、それは手段であって目的は別にあります。両方とも最終的な目的は、子どもの幸せにつながると思います。また、こどもの変化に短期的にみるのではなく、長期的にみていくつもりで取り組んでいこうとも再確認しました。
 
ありがとうございました。早速本を購入したので、詳細を学ぼうと思います。

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