かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

追加の語り 

 今週から、今まで教えていたクラスから別のクラスを教えることになりました。改めて、『学び合い』の目的やら、授業の目標やら丁寧に説明をしました。

 そこで、「受験は団体戦」であるということを2学期の授業の最初で話したことお思い出しました。そして、この間のオンラインゼミでの語りを、さも自分で考えたかのように話をしました。

 いいかいみんなのライバルはどこにいるの。このクラス?この学年?違うよね。この学区の中学生、いや東京都全員の中学生がライバルだよね。そう思ったとき、クラスの中で内申書1点2点で上がった下がったで、自分さえよければいいと考えて、足の引っ張り合いをしているクラスと、内心書なんてそんなの関係ねぇ、でみんなで点数を上げようというクラス、どっちのクラスが勝つと思う?わかるよね。

 富士山はなぜ高いかわかる?裾野が高いからだよ。つまりこのクラスのみんなの点数が上がれば、そりゃできるやつはぐっと上がるよ。みんなにとって得だよね。あとね、今どのように、仲間と関わりあうかということが、君たちが30歳40歳50歳の生活がここで決まる未来につながっていることなんだ。そう考えると、今君たちがやっている行動は、「数学」を使って「自分の未来」をつくっているということなんだ。

 ということを話しました。そしたら、全員面白いように動き回って男女の隔たりなく対話をしていました。教員もそうですが、大人というのは、子どもたちに価値づけをする役割があるのではないかと、感じました。これからの授業がまた楽しみです・・・。

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