かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

高校の授業料が無償化することで・・・

オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)で自分の質問に対する回答。

 

〇 東京都の高校授業料が実質無償化。おそらく、将来的に高校の授業料は全国的に広まると思います。そうすると、高校は義務教育になると思いますか?

 

→金井さんは、義務教育になった方がいいと思いますか?(金井:いえ思わないです。)今は、中学校でさえ義務教育と思っていない人がいるから、フリースクールに行く人が増えているんでしょ。だから、私(西川先生)は小学校も中学校も義務教育じゃなくてもいいと思っている。「教育を受けるのが義務」として、行きたい人が、行きたい教育の組織に所属するという形になればいいということ。何でもいいけれど、「なんらかの一定の教育組織に属している。」、というようなことを義務にしたい。一条校に通うのが義務にするのはおかしい。実態は、有名無実になってきているね。

 

○大学の授業料の無償化の話がでてきます。色々と課題はあるんでしょうけれど、将来奨学金破産の問題が解決されるとは思います。経済的な問題で大学入学を諦めた生徒が学べると思いますが、大学の気質は変わっていきますか?

 

少子化対策として、子育てに関わるお金を減らそうという一貫で行われている。それは、おろかだと思う。それは、今の親が子供をつくらないのは、お金がないという事ではないんだよ。子育てしても得がないからだよ。だから、私(西川先生)は子どもができなかった時は子どもが欲しかったけれど、2人目3人目は欲しくなかった。もう一人分1千万以上のお金は大変だよ・・・。

 昔は、労働力として子どもが必要だったから子どもが多かった。ところが、今は子どもを育てて、何が得?1千何百万かけて、盆と正月にしか顔を出さないんだよ。老後面倒を見てもらえるとは限らないんだよ。何で子どもをつくらないといけないのか?だから、私が為政者であれば、ふるさと納税みたいに、子どもの所得税の15%は親に納めるという形であれば、子どもを育てることが投資になるからね・・・。例えだけど、子どもを育てた時に自分の未来の投資になるようにすればいいと思うんだよね。

 今回の大学の授業料無償化は子どもを育てやすくするための政策ではあるけれど、授業料は高くて結構。欧米の名門校は、授業料はバカ高い。だけど、奨学金制度がある。だから成績が高い子が行けるようにすればいい。大学というのは、研究生を再養成するところ。自己の組織の再生産のために組織はあるから・・・。

 

 今後日本は、人口の減少が確実になってきています。人口を増やすために「少子化対策」があり、その一つが授業料無償化が挙げられます。こうやって、国が対応し始めたことは有難いことなのですが、これから子供を産む世代が、「子どもを産みたい」と思える対策がないと、減る速度が今後加速していくなぁ・・・と感じました。